Mr.ゲイジャパンSHOGOさんと語ろう!にじの絲座談会(オンライン)

2020.4.27 

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4/27(月)Mr.ゲイジャパンSHOGOさんをゲストにお招きしたオンラインイベントの第二弾を開催しました。


SHOGOさんは、10年以上続くMr. ゲイの世界大会に出場した初代の日本代表として、教育現場から性を伝える活動をされています。


(見た目だけではなく、性の多様性・同性婚実現に向けてのメッセージを発信するロールモデルを選出する大会)

<オーストラリアの子ども達の放課後事情>

オーストラリアは(州によって違いもありますが)子どもが横断歩道を一人で渡ってはいけないなど、子どもを守るためのチャイルドプロテクション法(日本と比べてとても厳しい)があります。

SHOGOさんが住んでいる州でも、9歳までの子どもを長期間家に1人にすると犯罪です。

放課後はほとんどの保護者が子どもを学校に迎えに行き、子ども同士で出かける場合には一旦家に帰って保護者に伝えてからでないと出かけられません。

日本の中高生のように部活はなく、14時半~15時くらいには保護者と共に下校します。

部活がない代わりに、地域のスポーツクラブ(習い事等)に入って活動している生徒もいます。

それ以外は家でゲームなど・・

<オーストラリアの結婚制度>

オーストラリアの結婚制度は、届けを出せば結婚が成立するのではなく、きちんと式をあげなければなりません。証人も必要です。

市役所内の小さいチャペルで式を挙げることも出来ます。


SHOGOさんは、サプライズでパートナーへ公開プロポーズを行い、

日本で同性カップルの公開プロポーズは見たことがない!

同性婚を考えるいいきかっけになるのでは?・・とメディアに取り上げられました。

初代ミスターゲイ日本代表が大会のスピーチ中にプロポーズ




オーストラリアでは、年間で8000組くらいのカップルが同性婚をしています。

同性婚は2017年に国民投票で認められましたが、それ以前からパートナー制度があり法的にも守られていました。(永住権などが保障されており、日本のパートナーシップ制度とは中身が違う)

オーストラリアで同性婚が認められていなかった時期に、レズビアンカップルが隣のニュージーランドに行って結婚式を挙げ、招待客がニュージーランドへ行き多額のお金を隣の国に落としました。

自分には関係ないという人たちも巻き込んでいくためには、同性婚は経済活性になるという視点で話さないと響きません。(同性婚実現には、そういったビジネスの視点も必要)


オーストラリアは移民の国なので、自分が生まれた国では同性婚が認められていない(または宗教上の理由など)からNO!という意見もあり、同性婚の国民投票は僅差でした。

国民投票の前には、お金のある団体がテレビCMを使ったノーキャンペーンを行い、井戸端会議で「同性婚を認めると学校でアナルセックスの仕方まで教えるのよ!子ども達にそんなこと教えたいの?」と反対を促すような驚愕の噓を平気で流していることもありました。

同性婚がなくても、一緒に居られればそれでいい。と、かつて僕も思っていた


かつてソドミー法で同性愛が禁止されていたオーストラリア(1997年にやっと撤廃)で、同性婚認められた変化は大きいです。

日本はソドミー法がないので、オーストラリアとはスタート地点が違います。


<オーストラリアの性教育>

SHOGOさんは高校生の性教育の授業で、大人のおもちゃやローション、いろんな野菜を使ったりしてコンドームの付け方なども具体的に伝えています。

学校での性教育は受けたくない人は受けなくてもOKで、決定権は親と生徒にあります。

性へのタブー感や恥ずかしいという気持ちが強い日本人と比べ、身体のパーツとして「手」の話をするように食事中でも性の話をしている生徒が多いです。(大人も同じ)

性については家で話してる家庭が多く、親が子どもに話すという意識が高いです。

学校だと均一に伝えられる利点もありますが、家だと匙加減を見ながら自分の子どもにあった進め方で出来ます。

フェラと膣性交は16歳以上・アナルセックスは18歳以上という決まりがあるので、法的な観点から授業でアナルセックスの話もします。

妊娠してお腹が大きくても、普通に学校に通えます。(学校はいかなる理由があっても生徒を排除してはいけないという決まりがある)

親が教え、子どもが学ぶというロールを固定しない方がよくて、わからなかったら一緒に調べようというスタンスでお互い教え合い、日頃から話せる関係性を作っておくことが大切!

<オーストラリアのレインボーパレード>

南半球では一番大きいレインボーパレードが行われているオーストラリアでは、1週間くらい街がレインボーに染まり毎日がパーティーです。

2001年は同性カップルの子育て権利獲得、2017年は同性婚可決に向けてなど、毎年テーマがあります。


などなど、延長戦でも話は尽きませんでした!

韓国のゲイはタチが多く、日本はウケが多い。韓国の男性は、九州男児みたい?

挿入場所で法的に認められる年齢の違いはなぜ・・?

肛門の成長過程?性感染症の知識がないと危ない?オーストラリアでは、18歳で成人なのでそこから責任が伴うから?

フェラ好きな思春期男子多いのは・・?

優越感を感じたい?AVの観すぎ?女性を満足させられる自信がない?受け身の方が楽? まぐろ?妊娠のリスクが減らせるから?


まだまだ話し足りないので、第3弾第4弾と続けたいと思っております(SHOGOさんお付き合いいただけますか?(笑))

ゲストのSHOGOさん、参加者の皆さん、長時間お付き合いいただきありがとうございました!!


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